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ひと昔前裕福なご家庭では、重厚な婚礼ダンスは嫁入り道具の筆頭でしたね。 箪笥(タンス)が不用品として扱われるようになり、回収は頻繁におこなわれています。 「箪笥」とは、江戸時代から作られだした引き出しがついた衣類などを整理収納する日本の家具の名で、英語でいうワードローブなどがそれにあたるそうです。 古くは室町時代からあった箱状の収納具で両脇に棹を通す金具がつけられており、棹を通して持ち運べるようになっていたため箪笥を数えるとき「一棹、二棹」と数えるそうです。
ワードローブ
ワードローブは、箪笥ほどではありませんが回収依頼が入る製品です。 どのようなワードローブが多いかといえば、全面にガラスミラーがついているタイプや伸縮式のものが多くなります。 伸縮式の物はスチールパイプで簡易的に出来ているものが多く布カバーでおおわれています。洋服というものは数が纏まりますと想像以上に重量が発生しますので、洋服を掛けすぎたりビス類がゆるんでくると、ワードローブ全体がゆがんできて壊れていきます。 この解体搬出は多量のビスやゆがんでいて思ったより困難な作業が発生して手間取ることが多くなります。また、大きなミラーがついているものは、ものすごく重量があります。 そのままでは引越しは不可能なものが多く解体処分が必須となります。 引越しが多い方は、使用可能のように一時解体して新居にて組み立てるのもかなりの費用が発生すると思いますので注意が必要ですね。
タンス・ワードローブの処分理由
箪笥が不用品となって回収のご依頼が多くある理由は、言わずもがな現代生活にマッチしなくなったからでしょう。 昨今は一部屋を箪笥の為に開ける生活は考えにくく、狭い間取りでは場所をとりすぎます。これがなくなればどれだけ生活空間が広がることか。 衣文とは両開きの骨だけの衣装賭けのことですが、最近はほとんど見かけません。 今の新しい住宅にはクローゼットがありますので、タンス自体が不要であり、あっても引越しの際に処分される人が多いようですが、押入れをクローゼットにリフォームされた家庭などでは、大きなタンスの処分に迫られます。 また整理ダンスはともかく、洋ダンスは区分けされているものが多く洋服を収納するスペースが狭くなったりドアの開閉や取り出しにも手間取ります。 このような箪笥類は大きく重たく、運搬や特にお二階からの搬出が困難で解体も必要になるため、家財整理や引っ越しまた模様替えの機会に頻繁に回収のご依頼をいただきます。 あとは高齢になったご家族のために、家をバリヤフリーにするにあたって、大きなタンスを処分したいというお声もよくいただきます。 また、気密性及び風通し悪い部屋などにあるタンスは裏側うち奥側にほこりのみならず多量のカビが発生して捨てたいとの依頼もあります。
タンスの回収処分・困難なポイント
タンスの回収処分で難しいのは2階からの階段搬出や通路に物が多くスペースが狭いため運び出しがしづらいなどがあげられます。 しかしどのような状況でも解体搬出などを行い臨機応変に対応します。 創意と工夫は、便利屋が最も得意とするところです。 おうちに傷がついてからでは後悔先に立たず。タンスの処分は、養生搬出ができる業者がベストな選択ですよ。
捨てなくて済む家具・暮らし方とは
新築されるときの必須アイテムは、ウォークインクローゼットですね。上部から見ると二の型、一般的にはコの字型等にできていて、かなりの収納量が確保されて重宝するものです。 要するに狭い箱に閉じ込める入れ物とは違う洋服のお部屋なんですね。 お部屋は上手に整理すれば便利にムービングできるわけです。私達回収する不用品も使いやすい整理ができれば使い勝手が良くなると思います。 箪笥との違いは、区切りなくフリースペースで出来ているところです。要するにその空間全てが箪笥の中身のみの役割をはたし自由自在に使え、区切りがない分衣類を数多く収納できますし衣類を吊るしていれば一目で服が選択できます。 下部には、引き出し式のプラスチック等のケース設置する場合もサイズのチョイスも自由自在。上部の棚にもたまにしか使わない、もしくは季節の衣類なども収めることができます。 今は、洋服の生活です。時短で服を選択する必須の方法は、着丈を合わせて吊るすことにつきます。洋服をシャツ、ジャケット、ズボンに区分けして、横幅をとらないスリムなノンスリップハンガーで、またパンツやスカートはクリップハンガー等で吊るしていけば、ワンアクションで取り出してまた収納することが時短でできます。 Tシャツなどは丸めて引き出し式の収納に収めれば上から見れば一目瞭然ですね。さらにカラーもある程度纏めれば使い分け整理がよりわかりやすく時短での生活の一助になると思います。 また、単身者のおひとり暮らして引越し移動の多い方がお使いになられているハンガーラックについてですが、できれば、半分が上下2段になっていてシャツやショートな半ジャケット等が上下二段に倍吊るせて、半分がコート等やパンツなどロングな着丈の物が吊るせる製品が断然おすすめできます。 パンツ等も吊るせば畳む手間が要りません。また、押し入れや収納コーナーがある場合は、太めの突っ張り棒を付けて洋服スペースとして使うことも一案です。 手前につっぱりぼうでカーテンや布をかければ来客時に洋服が目立ちませんよ。 人体から外に着るものほど頻繁に洗濯する回数が少なくなっていきます。 一番外の洋服は季節ごとですね。そのため毎日洗濯する肌着と違って、洋服というものは予想以上に花粉や埃また排気ガス等で汚れていて、カビが発生したり付着している汚れが主に湿度により気づかぬうちに固着して悪化の一途をたどってしまうことがあります。 これを、できるだけ防ぐには、外着は帰宅時ブラシをかける、面倒であればはたく。 また、湿気をとる場合は、水取剤も小さないるケース内では役立ちますが広い空間では用を足しません。 お勧めはウォークインクローゼット、ワードローブ、箪笥内で除湿器をかけ乾燥させることです。驚くほど水分が取れます。 またハンガーラック等の場合は、衣類乾燥機能送風をあてると良いと思います。
最後に
話が回収処分から少し脱線しましたが、私達不用品回収業者は日々お客様のもとに伺い、お客様にとって不用と思われる物を回収しています。 その中のアイテムの中には、頻繁に処分される製品が多数あります。 なぜこんなに同じものばかりが不用となって捨て去られるのか考えてみました。 その疑問点を洗い出し、処分した後どのように生活したらよいか？そんな不用品回収業者の立場からの「気づき」も書かせていただきました。 今後の皆様の生活様式の参考になれば幸いです。 不用品についてお困りごとなどございましたら、ぜひ横浜よろずカンパニーにご連絡ください。
