ブロックと漆喰塀のお庭 2011年7月25日の記事|横浜の不用品・廃品・粗大ごみ回収処分なら【横浜よろずカンパニー】

ブロックと漆喰塀のお庭

2011年07月25日

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前回の続きです。防草のお庭が出来上がったあとに、ブロックとフェンスの施工です。まず、初めにサイズごとに鉄筋を切断していきます。そして鉄筋を結束して組んで基礎にコンクリートを15センチ厚でうちます。ブロックは5段組に。
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ちなみに、建築法改正でブロックの高さは、地盤面より2.2m以下と定められているようです。あまり高くすると危険なんですね。このブロックを作るときの結束作業は根気を要し時間のかかる作業です。集中が必要なので画像は撮り忘れました。
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次に、笠木とフェンスを施工します。笠木はお庭側の壁面が雨だれのシミや汚れがつかないようにとの理由でつけます。フェンスとお揃いのアルミ製の笠木。これをつけるとより高級感がでます。
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ブロック塀を化粧する部材は漆喰に。ペンキやアクリル系も考えたのですが、せっかくのここまで作ったお庭です。よりネイチャーにということで、日本の蔵にもつかわれている歴史のある漆喰に。漆喰は日がたつごとに、硬化していきじょうぶになるとか、高松塚古墳も漆喰が塗られているとのことです。室内に塗れば、防火性あり、調湿機能があり湿気を吸って吐き出してくれ、さらに季節の変化に耐え、カビがつきにくい素材だそうです。そして知人いわく、漆喰の部屋で酒を飲むとうまい!・・とか・・。そんな漆喰を、下塗りをして一日あけ、上塗りはパターンをつけ完成!
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よろずカンパニーは、不用品やゴミの処理が、メインの仕事ですが、どんなに完璧な仕事をしても喜ばれこそすれ、あとには残らない虚しさもあります。このような施工は達成感が残ります。しかし、今日日の職人いわく、出来合いの仕事は、相見積もりは当たり前。予算予算が絶対で、達成感はないとのこと。腕の良い職人も、出来上がり終わった仕事は、振り返らないとのこと。出来具合は、見栄えさえ良ければよく、振り返って微調整や丁寧に完成させていたら仕事にならないそうです。「いい仕事してますねぇ~」って言う現場は、本当にすくないとか・・本物の職人は、絶滅危惧種になりつつあるようです。
よく、完成後、ジーっと完成品を見ている職人がいるでしょう(笑)あれこそ職人です。じっと見つめていると、バランスの悪い部分とか、手直しが必要な部分が見えてきて、完璧を求めたくなってくるものなんです。
さて、出来上がった漆喰塀とネイチャーなお庭。しばし振り返り細かいところの手直しをすませ、しばらく眺めることに。
日差しの移動によって変わるお庭の景色は、時間ごとに変化していきます。漆喰の塀は、東に日があがる時は、陰になりもの静かに、南に日がのぼると発光し鮮烈に、西に日が傾いたとき、葉群の陰影が刻まれます。
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