消火器の処分/藤沢市にて 2009年9月27日の記事|横浜の不用品・廃品・粗大ごみ回収処分なら【横浜よろずカンパニー】

消火器の処分/藤沢市にて

2009年09月27日
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消火器
事故から10日が経過して消火器の回収はひと段落です。そして75日もたてば忘れ去られてしまうのでしょうか?
このニュースにビビットに反応され古い消火器を処分された方は良かったと思います。しかし本当に怖いのは、残され忘れ去られた古い消火器でしょう。藤沢ではビルの片隅に倉庫やマンションに、誰が管理者か責任者かわからないまま置かれている消火器は、膨大な数があるでしょう・・たぶん。
下記事故の事例にあるように消防ポンプ小屋においてあった消火器が爆発して事故!と報告があるように笑えない事例も・・・その消火器18年経過の物。消防員させ忘れてしまう存在が消火器なのでしょう。 
消火器本体容器の耐用年数は、一応8年とされているようですが、雨ざらしの所や、厨房など湿気の多いところに設置していると容器が錆び当然危険な状態になるでしょうし、また操作機能にも影響を与えるとの事です。破裂事故の原因となっている消火器は、ほとんど点検もされず、永年放置された古い消火器に集中しているようです。
以下、消火器の設置場所としての注意事項です。
1、直射日光の当たらない場所2、雨水や湿気の少ない場所3、1.5m以下の誰でもが目にしやすい場所で、取りやすい場所との事です。注意してください。
とにもかくにも、古い消火器、さびている消火器は使わないことです。ちなみに死亡事故のほとんどは、顔面と頭部直撃で死亡されています。下部の錆は本体がロケットのように噴射、上部アルミキャップの部位は破裂がおおいようです。
最後に、消火器を使用する場合は絶対に消火器の上に顔を近づけないことが重要と思います。
参考までに事故の事例をのせておきました。
最近発生した消火器の事故事例
発生年月 発生場所 人的被害 事故内容
平成13年5月 熊本県 なし 一般住宅で片づけ中
平成13年4月 愛知県 負傷者1名 店舗で消火器を自主的に点検していて破裂
平成13年4月 北海道 死者1名 雑草の火が堆肥に燃え移ったため消火器で消そうとしたが、放射しなかったので調べていたところ、古い消火器の底が腐食していて破裂、顔面を直撃死亡(24年経過)
平成13年3月 愛知県 負傷者1名 路上で消火中
平成13年3月 愛知県 死者1名 消火器を廃棄する前に放射したところ消火器底部からガスが噴射し、弾みで消火器本体が顔面を直撃死亡(22年経過)
平成12年8月 東京都 負傷者1名 消火器の廃棄処理中底が破裂
平成12年7月 東京都 重傷者1名 建築資材置き場で、廃品の消火器が破裂し、消火器が飛び上がり、作業員の顔面を直撃した(経過年数不明)
平成12年6月 宮城県 負傷者1名 集会場で消火訓練中底が破裂
平成12年6月 沖縄県 負傷者1名 広場で自主的に消火器を点検中底が破裂
平成12年4月 和歌山県 負傷者1名 工場で消火中底が破裂
平成11年12月 大阪府 負傷者1名 作業場で廃棄処理中底が破裂
平成11年12月 東京都 負傷者1名 回収した機能不良の消火器を解体するために、ノズルからビニール袋に放出したところ、放射せず2~3秒後に消火器が飛び上がり顔面を直撃した(12年経過)
平成11年9月 岐阜県 負傷者1名 集会場で消火訓練中容器が破裂
平成11年7月 大阪府 負傷者1名 作業場で消火中底が破裂
平成11年3月 東京都 負傷者1名 作業場で廃棄処理中底が破裂
平成10年ごろ 熊本県 負傷者1名 広場で消火訓練中底が破裂
平成10年12月 愛知県 なし 倉庫で消火中底が破裂
平成10年6月 福井県 負傷者1名 廃棄物処理場で廃棄処理中破裂
平成9年12月 福岡県 なし 消火中底が破裂
平成9年4月 鹿児島県 負傷者1名 廃棄物処理場で廃棄処理中底が破裂
平成8年11月 神奈川県 負傷者1名 町内会主催の防災訓練中、詰め替えをする古い消火器を放出したところ、口金が破損,容器が下方に射出し、右足親指うを打撲裂傷(経過年数20年)
平成7年12月 茨城県 負傷者1名 一般住宅で廃棄処理中底が破裂
平成7年11月 茨城県 負傷者1名 空き地で廃棄処理中底が破裂
平成7年8月 東京都 なし 一般住宅で突然破裂
平成7年6月 福岡県 負傷者1名 一般住宅で自主的に点検中底が破裂
平成6年10月 栃木県 負傷者1名 廃棄物処理場で廃棄処理中底が破裂
平成6年7月 岐阜県 なし 作業場で消火中底が破裂
平成6年7月 東京都 中等症1名 ごみ置き場に一年間放置されていた古い消火器を廃棄するため、薬剤を放出しようと、レバーを握ったところ消火器が2.5m飛び上がり、その後落下して額を負傷(11年経過)
平成4年8月 静岡県 重症者1名 自主防災訓練中に、古い消火器の底部が破裂、上顎部を直撃負傷(経過年数12年)
平成3年4月 神奈川県 負傷者1名 消防ポンプ小屋に保管されていた消火器を両手で持ち上げたところ、突然キャップが破裂、キャップの破片により負傷(18年経過)
平成2年6月 神奈川県 死者1名 消火器の解体作業中、キャップが突然外れ、バルブケースが飛びサイホン管が折れて作業者の額にあたり死亡(10年経過)
平成元年6月 岩手県 死者1名 解体業者が消火器を油圧切断機で解体中破裂、容器の三分の一が飛散し.頭部を直撃死亡(二酸化炭素消火器)(経過年数不明)
平成だけでもこんなにあるんです。みなさんもお気をつけください。