春の花と自殺の遺品整理 2009年4月13日の記事|横浜の不用品・廃品・粗大ごみ回収処分なら【横浜よろずカンパニー】

春の花と自殺の遺品整理

2009年04月13日

春の花
春を知らせてくれる花は桜ばかりではありません。ヤードの敷地にある梨の花、毎年可憐な姿を見せてくれます。そして地上に目を落とすと、見慣れぬ花が・・どこかで見たことがあるような・・これはラベンダー??ですか?家庭菜園の種が飛んできて咲いたのでしょう。花が咲き実をつけ種を落とす。子孫を残すために懸命に咲くからこそ美しいのでしょう。
ちなみに花は咲いても実をつけることのできない花が染井吉野とはじめて知りました。江戸時代に植木屋のオヤジが接木で作ったクローンだそうです。クローンゆえ同時期にいっせいに開花し散ってしまうとの事。そう知ると桜吹雪は悲しき桜のなみだに見えてきます。
花が咲き乱れ生命の息吹を感じる4月、そして5月に悲しいかな5月病の季節がやってきます。若者が環境に適応できずうつ状態にそして自殺・・人は考える葦であるゆえの悲しき出来事。関東では毎日、何人もの方が自殺でなくなっています。また社会問題化している母子家庭の子息たちがワーキングプアーとなる確立が高く生きる気力をなくすケースも・・横浜ではH地区が多いです。
私どもはその残されたご遺品をお片付けさせていただいているのですが、残された親御さんの虚無感、ゆえにお若い方の遺品整理は悲しさと空しさが募ります・・・以前電車に花のペイントが施された事があったのですが、あまりに飛び込みが多いので消されてしまいました。それほど人は花がすきなのですね、そして綺麗な花も生きているから見られたわけです。来年も綺麗な花が必ず咲きます。また再来年も・・・人生が嫌になったら名もない花を見て見ませんか。ただ懸命に咲いているのですから。
死んで花見が咲くものか
春の花2