梅ノ木の伐採/横浜市にて 2009年6月14日の記事|横浜の不用品・廃品・粗大ごみ回収処分なら【横浜よろずカンパニー】

梅ノ木の伐採/横浜市にて

2009年06月14日
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一段下がった庭
梅ノ木の伐採依頼ですが、木のある場所が一段下がったところにあるとのことで、現場に到着してみますと確かに一段下がった所に・・と。丘陵地帯を造成して家が建てられている横浜ではよくある状況です。梅ノ木まで行くにはお家の中を通過するか、梯子をかけて降りるかしかありません。当然、枝葉や泥汚れが落ちるので外からの搬出の段取りに。さて現場にチェーンソーや脚立など道具一式を持ち込み、現場段取りを組みます。
伸びた枝
梅ノ木はご自宅に、お隣のお家にと、かなり枝葉を伸ばしている状況。そして恐るべしはアルミフェンスの下側は約5メートル垂直に切り立ったのり面と、コンクリートが打たれた地表となっていました。そう、ここは丘陵地帯YOKOHAMAなのです。このようなつくりのお家がそこかしこにあるのです。
梅の木伐採
多少の危険は伴う仕事ですが、そこは安全を確保しつつ作業を進めます。何度もお話しているように、細い木は別として、このサイズ以上の木の伐採は危険がともないます。木の切り株を持ったことがある方ならお分かりでしょう。要するにコンクリートの棒を切り倒すのとほぼ同じことなのです。これを上から落とすわけですから・・このような現場では、落とす方向や建物やフェンスが壊れないよう養生など最新の注意が必要なのです。
そして一番怖いのは、ご自身の落下です。70キロくらいのものが3メートル上より落ちることを想像してみてください。木や人間を物に置き換えてお考えいただければわかりやすいですね。先日も近所のクリーニング店の親父さんが、自宅の庭木を剪定中落下、肋骨を数本骨折!現在立ち上がるのに30分かかるそうです。
さて、ご希望とあれば、最後に幹を地表すれすれで切るのですが、ここが一番大変なのです。根元の部分は水分を含んで粘りがあり、刃が入らず、刃がすぐ磨り減ってしまうのです。チェーンソーの刃は高価なのです。
ところがどうでしょう!?この梅ノ木はスイスイと刃が入ります。そしてゲジゲジや団子虫等が湧いて出てくるではありませんか!そう梅ノ木の中が腐って虫の巣窟と化していたのです。このまま放置していれば数年後に倒れて大変なことに・・・お客様もびっくり!そして安堵のご様子でした。
このように、幹の近くから新芽が吹いてきたり、根が地表よりもりあがってきていたら、木が病気か、弱ってきている状況にあると思ってください。木の下敷きでお亡くなりになる方もいらっしゃます。くれぐれも注意してください。
腐った幹