紙屋敷のお片付け/横浜
ゴミ屋敷でままあるケースが、紙が積りに積もって手の施しようが無くなってしまった紙屋敷のお片付けです。ご存知のようにこの紙は木からできていますので纏めるとかなりの重量があり侮れません。また、散乱している紙は手作業で少しづつ片付け無くてはならないためお片付けにも時間を要します。
ゴミ屋敷のお片付けの段取り
さて、今回のご依頼はご親族様のお家がゴミ屋敷と化しリフォームを兼ねた整理です。そのため家屋内を傷つけないよう最低限の室内養生を行います。またお片付け後リフォームを施しこのままお住まいになられるため残すものと処分する物の精査分別の作業も必要となります。まず、残す洗濯機や冷蔵庫等の大物には付箋を貼って区別し、小物はスペースを作ってひとまとめにして間違って処分してしまわないようにします。
紙のお片付け作業について
一般的な紙屋敷は、週刊誌やファッション誌また漫画本や封書や手紙、はたまた会社関連の資料等が積み重なってできあがるものですが、今回は新聞紙が多量に積み重なってのお片付けです。新聞紙のお片付けは以前に比べ減っています。昨今は新聞をお取りになる方が減ってきているためです。
また、紙屋敷はお片付け中にダニに刺される確率が高まります。いわゆる紙ダニに刺されてしまうのです。正確には、紙にホコリやカビが付き、それを餌に育つチャタテムシが繁殖して、ダニがそのチャタテムシを餌にして繁殖するという構図のようです。どちらにせよ、ゴミ屋敷はカビ、ダニ、ゴキブリ等の微生物や虫の巣窟でもあることが多くなります。
紙屋敷でダニに食われることが多いのは、紙は他の細かな日用品と混ざって要るため手作業で分別しながらお片付けを行わなければならず、その時しゃがみこんで作業を行わなければならないからでしょう。
このような事でお分かりいただけるかと思いますが、ゴミ屋敷には火災などの危険のみならず、健康上の問題も発生しているものです。
家財の処分
紙があらかた片付いてきたところでソファー等の家財の処分も同時進行で行います。またマッサージ機やパソコン椅子なども処分対象です。このようにゴミ屋敷のお片付けは今後生活しやすいようにするため、古くなった家財をある程度処分する作業でもあるわけです。
特に紙屋敷で起こる火災は一瞬で火が回るため気を付けなければなりません。まずは、つもり重なった紙ゴミを処分して次のステップに進むことをお勧めします。また、このように分別された紙は溶解等のリサイクルが行われるため個人情報流失の心配はありません。