ゴミ屋敷の片付けと清掃/横浜にて 2010年3月19日の記事|横浜の不用品・廃品・粗大ごみ回収処分なら【横浜よろずカンパニー】

ゴミ屋敷の片付けと清掃/横浜にて

2010年03月19日
ゴミ屋敷等のお片付けについての詳細はこちら

ゴミ屋敷1
至急のご依頼で飛び込んできたのが、ゴミで埋れた横浜の賃貸マンションの一室の片付けと清掃です。社員寮として借りていたマンションがゴミで埋もれて返却時間が迫っての切羽詰ってのヘルプです。
お客様いわくどこを探しても請け負ってくれる業者がいるか心配というご連絡をいただいてということです。ようするに誰もができるようでできない仕事、それが現代の片付け清掃でしょう。
そして、世の中が裕福になり、自殺率もどんどん上がる前はこのような状況は非常に少なかったとのこと。昭和40年代初めぐらいから、このような状況の片付けと清掃を請け負う業者が皆無で、警察よりのご依頼で便利屋の先人たちか唯一請け負うようになったとのことです。今では葬儀屋さんからの依頼も多数あります。
さて、このカラフルな物体は生ゴミではないのです。企業が人の欲望にマッチするように作ったであろう物ばかりなのです。いわゆる全てが資源。殆どがペットボトル、ビン、缶、紙パック、プラスチック類、衣類そして下にうずもれているのが雑誌類や家電品です。
ゴミ屋敷2
お金さえ出せば、人はこのようなものを購入して生きていけるのが現代社会です。そして分別を完璧におこなえば循環リサイクルされるであろう物です。ゴミ屋敷、自殺、孤独死とは、物が安価にあふれ一人でも暮らしていける、そして人との絆が希薄になっていく。その結果・・・・とも思われてなりません。もちろんゴミ屋敷と死はリンクもしていますが、別問題でもあります。このカビとゴミの中で生活していて元気ハツラツという方も多数いらっしゃいますから。人間ていうのは、ある意味環境に順応するたくましい生き物です。
ゴミ屋敷3
お片付けを進めていきますと、テレビが顔をのぞかせてきました。家電製品がうもれている・・それも電源がはいったまんま。これが、虫が湧くカビが生える以上に怖い火災の問題です。大概のゴミ屋敷はこのような状態です。
ゴミ屋敷の第一段階は、ベッドなど寝るスペースはあるが、ひざすれすれまでゴミで埋もれた状態。この状態での片付けは、ご本人からも多くよせられます。いわゆるここで片付けなくっちゃ!ということ。
第二段階はこのような状態。約部屋の高さ半分前後はゴミでうもれてゴミの中で寝ている?であろう状態。ここまでくると、この状態を何とか脱しないといけないと思いつつ悩んでも現実的に自分ではまず片付けはできないため思考が止まってしまう状況でしょうか?
最後は、天井近くまでのゴミが積み重なっていよいよ部屋に入ることもままならなくなった状態。さすがにこうなりますと片付け依頼の問い合わせがはいります。このようなお部屋は、何度もお話しているように冷蔵庫やテレビが何台かあります。ドアが開かなくなって開いているスペースにもう一台をおかれるということです。
どのようなケースでもお片付けはできますが、このような状況になる前に、ご親族、会社関係、地域でコンタクトをとることが火災などの事故を防ぐ唯一の手段と思います。そして、このカラフルなゴミの山は国が裕福になり何でも安価に買えるようになった徒花とも言えるのではないでしょうか・・・。
ゴミ屋敷5